このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





☆東風10F型(DF10F)
 
専運用として生まれながら要職に就くことなく、
波乱の運命に翻弄された悲運のカマ。
 
1996年に大連機車廠が製造した2両永久連結型の電気式ディーゼル機関車です。車軸配置はC−C+C−Cで、運転最高速度は170Km/hです。
 
当初は要人専用列車の牽引担当機として設計・製造されましたが、その要職に就くことは叶わず、北京機務段に配備され、東北方面へ向かう特快列車の牽引を担当していました。しかし、2002年に東北路線の高速化の切り札と言われる旅客専用高速新線「秦瀋客運専線」が開通。特快牽引という花形運用は、ニューフェイスの韶山9G(SS9G)型電気機関車に奪われ、住み慣れた北京機務段から北京西機務段へ転属。一時は運用に就くことも稀で、このまま廃車かと心配されましたが、普客の牽引などで復活し現在に至ってます。
 
外部塗色は、デビュー当初はオレンジ色ベースの東風4B型(DF4B)に準じた塗装でしたが、後に緑色にクリーム色の中国国鉄標準色になりました。一部のカマは、中国国鉄標準色の後、クリーム色のボディーに青のラインという東風11型(DF11)ライクな塗装に変更されましたが、現在は全機が中国国鉄標準色に戻されているもようです。
 
 
・全長 36.4m(18.2m×2輌)
・最大出力 4440Kw/h(2220Kw/h×2輌)
・運転最高速度 170Km/h
・車軸配置 C−C+C−C
デビュー当時の東風10F型は、オレンジ色塗装でした。

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