☆東風５型（ＤＦ５）

 

日本ではほとんど見られないアメロコタイプの入換機。

そのスタイルは、後輩のＤＦ７にも継承される。

 

１９７６年に製造された入換用の電気式ディーゼル機関車です。

車軸配置はＣ−Ｃで、運転最高速度は８０Km/hです。

 

もともと唐山機車廠で製造されていた機関車ですが、エンジンに不調箇所があったため、１９８１年から大連機車廠と四方機車廠で改良量産型の製造がはじまり、現在もマイナーチェンジ車が製造されています。そのため、唐山機車廠で製造された初期型は“東風５抗震型”と呼ばれ、改良量産型と区別されています。

 

中国ではじめて開発・製造された入換用電気式ディーゼル機関車である東風２型（ＤＦ２）が比較的小型にまとめられていたのに対して、その次期モデルとなるこの東風５型（ＤＦ５）型は、本線用のカマと見紛うほど大きなボディーを持つ機関車となりました。この大きさとアメロコタイプのスタイルは東風７型（ＤＦ７）シリーズにも継承され、現在も中国の入換用ディーゼル機関車のスタンダードスタイルとして定着しています。

 

・全長１８．８m

・最大出力　１２１０Kw/h

・運転最高速度　８０Km/h

・車軸配置　Ｃ−Ｃ

 

ＤＦ５Ｂ　００３７