このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





☆和諧1型(HXD1)
  (ex.DJ4 神龍)
 
重貨物列車街道大秦線に配備される
大出力モンスターロコ!
 
ドイツのシーメンス社の技術により、株州機車廠が製造した2輌永久連結型の大出力貨物型電気機関車です。
運転最高速度は120Km/hで、車軸配置はB−B+B−Bです。
 
2006年11月に初号機が完成したこの機関車は、大同から北京の北部を通り秦皇島に至る貨物専用線である大秦線で、石炭の輸送を担う2万トン級重貨物列車の牽引に充当するため開発・製造された機関車で、交流モーターを使用し、9600Kw/hの大出力で、2万トン級の重貨物列車を時速120Km/hで牽引することができる性能を有する機関車です。
 
現在は韶山4G(SS4G)の重連プッシュプル、中間補機を連結した編成で運転されている2万トン級重貨物列車ですが、和諧1型(HXD1)が配備されると、このような変則的且つダイナミックな編成は解消されるということになります。
 
外観デザインは、側面はサイドグリルなどを屋根にかかる上方傾斜部分にまとめたすっきりとしたフラットボディーとなってますが、正面は、側面上方の傾斜部分をそのままフロントマスクの左右に下ろしたようなデザインとなっており、少し狭いフロントマスクの中に2枚の大窓やヘッドライトなどがコンパクトにまとめられています。
 
外部塗色は、ライトグレーとダークブルーのストライプでデザインされたボディーに、正面は窓周りをはじめとする上半分を黒、下半分をライトグレーというものになっています。
 
出力では他を凌駕する性能を誇る機関車ですが、車輌本体、外部塗色ともに、デザイン的には先輩格のDJ1型のようなスタイリッシュなビジュアル系にはちょっと遠いスタイルという印象を受けます。
 
この和諧1型(HXD1)は、逼迫する大秦線での石炭輸送に対応するため、今後180輌(組)が量産される予定になっており、近い将来、大秦線の主力機関車としての活躍が期待されています。
 
まさに龍のごとく長大でダイナミックな大秦線の重貨物列車ですが、その長大な列車を牽引する“神龍”の勇姿を見るのが楽しみです。
 
 
・最大出力 9600Kw/h
・運転最高速度 120Km/h
・車軸配置 B−B+B−B
 

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