☆和諧3型(HXD3)
(ex.SSJ3 DJ3)
日中合作のインバーターハイテクロコは
次世代の大出力貨物機
SSJ3型として、2003年下期に試作第一号機が製造された本線用貨物型電気機関車です。車軸配置はC−Cで、運転最高速度は120Km/hです。
大連機車廠と日本の東芝が共同開発した次世代の本線用貨物型電気機関車です。交流モーター駆動で運転最高速度が120Km/h、7200Kw/hの大出力で5000トン超の重貨物列車の牽引が可能な性能を持っています。
試作機のSSJ3型は、日本のJR貨物が運用しているEH500型電気機関車『金太郎』のノウハウを基にに造られたと言われています。
SSJ3型は2004年4月から北京の環状試験線で各種試験が行われ、結果が良好だったのか、2006年に入ってからDJ3型として2号機と3号機が製造され、その後量産がはじまりました。
DJ2型『奥星』をちょっと長くして、先頭部分の角度を小さくしたようなボディーで、正面の窓は一枚窓になっています。
外部塗色は、試作機のSSJ3型は日本の西鉄の通勤車のようなライトブルーのボディーに赤いラインの明るい塗装でしたが、DJ3型として2号機3号機の製造が始まってからは、緑のボディーにシルバーグレーを配した塗装になり、和諧3型(HXD3)として本格的に量産が始まると、ダークブルーのボディーにシルバーグレーを配した塗装に変更されています。
この形式は、形式名が新製時から二転三転し、2号機と3号機の製造が始まってからは形式名がSSJ3からDJ3に変更され、さらに、一時は神龍3型(SL3)という形式名になりましたが、本格的に量産が始まると和諧3型(HXD3)に変更されています。
ところで、DJ3といえば、本線用旅客型高速電気機関車の試作機である『天駿』の形式名でしたが、そちらの開発はどうなってしまったのでしょうか・・・?
・最大出力 7200Kw/h
・運転最高速度 120Km/h
・車軸配置 C−C