☆DJ1型
オーストリア製の巨大貨物機。
重貨物列車の先頭に立つクール&スタイリッシュ!
ドイツのシーメンス社のオーストリア法人が開発・製造を担当し、
合計20輌が製造された2輌永久連結型の本線用貨物型電気機関車です。
運転最高速度は120Km/hで、車軸配置はB−B+B−Bです。
無機質なほどすっきりした白いボディーにブルーのライン、キャブの窓周りに黒を配したさわやかなカラーリングの2輌永久連結型の巨大機です。サイドグリルが車体上部の傾斜した部分に配置されているため車体側面がフラットになっていることもあり、このさわやかな塗装が2輌永久連結型の巨大機をスマートでクールな印象に仕上げています。
中国の2輌永久連結型貨物電機としては標準的な6400Kw/hの最大出力ですが、最大で8000Kw/hまで出力を増強できる余裕を持っており、スタイリッシュなルックスに似合わぬ屈強なカマとなっています。
この機関車は全部で20輌製造されましたが、そのうち最初の3輌が輸入され、残りの17輌はシーメンス社と株州電気機関車工廠の合弁会社によって製造されました。
このDJ1型は大秦線に集中配備され、韶山4G型(SS4G)とともに万トン級の重貨物列車の牽引に使用されていましたが、和諧シリーズの大出力電気機関車が大秦線に配備されたため、少数派のDJ1型は北方の大同から南方の成都に転属し、現在は宝成線の補機として活躍しています。
・最大出力 6400Kw/h
・運転最高速度 120Km/h
・車軸配置 B−B+B−B