このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

〜 雪月花 歌の一覧 〜


〜 万葉集 〜


〜 第一巻 〜

1番    「籠もよ み籠持ち 掘串もよ み掘串持ち この岳に菜摘ます兒 家聞かな
       告らさね そらみつ大和の国は おしなべてわれこそ居れ
       しきなべてわれこそ座せ われにこそは告らめ 家をも名をも」

         作者:雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の55
                  〜文紡ぎ 恵風 われにこそは告らめ〜

8番    「熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎいでな」
         作者:額田王(ぬかたのおおきみ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 中編 其の2
                  〜初見月から梅見月へ 今は漕ぎいでな〜

16番   「冬ごもり 春さり來れば 鳴かざりし 鳥も來鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど
       山を茂み 入りても取らず 草深み 取り手も見ず 秋山の 木の葉を見ては
       黄葉をば 取りてそしのふ 青きをば 置きてそ歎く そこし恨めし 秋山われは」

         作者:額田王(ぬかたのおおきみ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の10 (改訂版)
                  〜春色と秋色 咲かざりし 木の葉を見ては〜

28番   「春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山」
         作者:持統天皇(じとうてんのう)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の4 (改訂版)
                  〜夏初月の頃 春過ぎて夏来たるらし〜

64番   「葦辺行く 鴨の羽交ひに 霜降りて 寒き夕は 大和し思ほゆ」
         作者:志貴皇子(しきのみこ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の52
                  〜葦辺行く 鴨の羽交ひに 霜降りて 寒き夕は 大和し思ほゆ〜


〜 第二巻 〜

89番    「居明かして 君をば待たむ ぬばたまの 我が黒髪に 霜は降るとも」
         作者:磐姫皇后(いわのひめのおおきさき)
          掲載物語: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の64
                  〜文紡ぎ 霜見月 我が黒髪に霜は降るとも〜

113番  「み吉野の 玉松が枝は はしきかも 君が御言を 持ちて通はく」
         作者:額田王(ぬかたのおおきみ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の2
                  〜文紡ぎ 春待ち月 君が御言を持ちて通はく〜

161番  「北山に たなびく雲の 青雲の 星離り行き 月を離れて」
         作者:持統天皇(じとうてんのう)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の25
                  〜文紡ぎ 十五夜 星離り行き月を離れて〜

185番  「水伝ふ、磯の浦みの、岩つつじ、もく咲く道を、またも見むかも」
         作者:日並皇子宮舎人(ひなしみのみこのみやのとねり)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の97
                  〜花名残月 つつじもく咲く道をまたも見むかも〜


〜 第三巻 〜

260番  「天降りつく 神の香具山 うち靡く 春さり来れば 桜花 木の暗茂に 松風に
        池波立ち 辺つ辺には あぢ群騒き 沖辺には 鴨妻呼ばひ ももしきの
        大宮人の 退り出て 漕ぎける船は 棹楫も なくて寂しも 漕がむと思へど 」

         作者:鴨足人(かものたるひと)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の93
                  〜文紡ぎ 姑洗 春さり来れば桜花 松風に〜

318番  「田児の浦ゆ うち出て見れば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける」
         作者:山部宿禰赤人(やまべのくすねあかひと)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の4 (改訂版)
                  〜睦月 真白き雪が降りける〜

320番  「富士の嶺に 降り続く雪は 六月の 十五日に消ぬれば その夜降りけり」
         作者:高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の59
                  〜文紡ぎ 松風月 富士の嶺に降り続く雪は〜


330番  「藤波の 花は盛りに 成りにけり 平安の都を 思ほすや君」
         作者:大伴四綱(おおとものよつな)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の19
                  〜夏初月 藤波の花は盛りになりにけり〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の7
                  〜文紡ぎ 藤の波 花は盛りになりにけり〜

392番  「ぬばたまの その夜の梅の た忘れて 折らず来にけり 思ひしものを」
         作者:大伴百代(おおとものももよ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の104
                  〜文紡ぎ 建卯月 ぬばたまのその夜の梅の〜

396番  「陸奥の 真野の草原 遠けども 面影にして 見ゆといふものを」
         作者:笠郎女(かさのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞 中編 其の20
                  〜萱原の幻 遠けども面影にして見ゆ〜

408番  「なでしこが その花にもが 朝な朝な 手に取り持ちて 恋ひぬ日なけむ」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の47
                  〜文紡ぎ 晩夏 なでしこがその花にもが〜

410番  「橘を 宿に植ゑ生ほし 立ちて居て 後に悔ゆとも 験あらめやも」
         作者:坂上郎女(さかのうえのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の14 (改訂版)
                  〜小春日和と蜜柑の香り 後に悔ゆ〜


〜 第四巻 〜

488番  「君待つと 我が恋ひをれば 我が宿の 簾動かし 秋の風吹く」
         作者:額田王(ぬかたのおおきみ)
         ※第八巻 1606番に同じ歌が有る。
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の61 (改訂版)
                  〜金木犀と銀木犀 君待つと我が恋ひをれば〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の79 (改訂版)
                  〜秋の夜長の夢語り 万葉 簾動かし〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の92 (改訂版)
                  〜秋桜と共に 君待つと 秋の風〜

520番  「ひさかたの 雨も降らぬか 雨障み 君にたぐひて この日暮らさむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の95
                  〜文紡ぎ 建午の月 君にたぐひてこの日暮らさむ〜

525番 「佐保川の 小石踏み渡り ぬばたまの 黒馬来る夜は 年にもあらぬか」
         作者:坂上郎女(さかのうえのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の83
                  〜文紡ぎ 建午の月 夜は年にもあらぬか〜

553番  「天雲の そくへの極み 遠けども 心し行けば 恋ふるものかも」
         作者:丹生女王(にふのおおきみ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の50 (改訂版)
                  〜瀧の幻 天雲の 遠けども心し行けば〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の63
                  〜文紡ぎ 神無月 遠けども心し行けば〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の40
                  〜春月の慕情 遠けども心し行けば〜

649番  「夏葛の 絶えぬ使いの よどめれば 事しもあるごと 思ひつるかも」
         作者:大伴坂上郎女(おおとものさかのうへのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の87 (改訂版)
                  〜夏葛と秋葛 絶えぬ使いのよどめれば〜

688番  「青山を 横ぎる雲の いちしろく 我れと笑まして 人に知らゆな」
         作者:坂上郎女(さかのうえのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞 其の36 (改訂版)
                  〜木香薔薇 我れと笑まして〜

702番  「ぬばたまの その夜の月夜 今日までに 我れは忘れず 間なくし思へば」
         作者:河内百枝娘子(かわちのももえのおとめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫 編 其の74
                  〜文紡ぎ 月見月 我れは忘れず間なくし思へば〜

704番  「栲縄の 長き命を 欲りしくは 絶えずて人を 見まく欲りこそ」
         作者:巫部麻蘇娘子(かむなぎべのまそおとめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の53
                  〜文紡ぎ 春待月 長き命を欲りしくは〜

709番  「夕闇は 道たづたづし 月待ちて 行ませ我が背子 その間にも見む」
         作者:豊前國娘子大宅女(とよくにみちのくちのをとめおほけやめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の50
                  〜文紡ぎ 十三夜 我が背子その間にも見む〜

710番  「み空行く 月の光に ただ一目 相見し人の 夢にし見ゆる」
         作者:安都扉娘子(あとのとびらのをとめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の99
                  〜文紡ぎ 建戌月 月の光に 夢にし見ゆる〜

711番  「鴨鳥の 遊ぶこの池に 木の葉落ちて 浮きたる心 我が思はなくに」
         作者:丹波大女娘子(たにはのおほめをとめ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の91
                  〜秋の夜長の夢語り 温泉と庭園 鴨鳥の遊ぶ〜

744番  「夕さらば 屋戸開け設けて 我が待たむ 夢に相見に 来むといふ人を」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の80 (改訂版)
                  〜年末から正月へ 初夢 我が待たむ〜

769番  「ひさかたの 雨の降る日を ただ独り 山辺に居れば いぶせかりけり」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の56
                  〜雨の幻 滝の幻 ただ独り山辺に居れば〜

773番  「言問わぬ 木すら紫陽花 諸弟らが 練の村戸に あざむけかえり」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の21 (改訂版)
                  〜紫陽花迷路〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の74 (改訂版)
                  〜紫陽花達の悪戯 諸弟らが練の村戸に〜


〜 第五巻 〜

815番  「正月 立ち春の来らば かくしこそ 梅を折りつつ 楽しき終へめ」

         作者:大弐紀卿(だいにきのまえつきみ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の2 (改訂版)
                  〜睦月 春のくらばかくしこそ〜

816番  「梅の花 今咲けるごと 散り過ぎず 我が家の園に ありごぬかも」
         作者:小野老(おののおゆ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の9 (改訂版)
                  〜早緑月の贈り物 梅の花今咲けるごと散り過ぎず〜

819番  「世の中は 恋繁しゑや かくしあらば 梅の花にも 成らましものを」
         作者:豊後守大伴大夫(ぶんごのかみおおとものたいふ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の12
                  〜梅見月物語 世の中は恋繁しゑや〜

820番  「梅の花 今盛りなり 思ふどち かざしにしてな 今盛りなり」
         作者:葛井大夫(ふじいたいう)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の31
                  〜文紡ぎ 梅見月の彩り 梅の花今盛りなり〜

822番  「我が園に 梅の花散る 久かたの 天より雪の 流れ来るかも」
         作者:大伴旅人(おおとものたびと)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の7 (改訂版)
                  〜早緑月 天より雪の流れくるかも〜

830番  「万代に 年は来経とも 梅の花 絶ゆることなく 咲きわたるべし」
         作者:筑前介佐氏首(ちくぜんのすけさしのこびと)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の3
                  〜文紡ぎ 睦月 絶ゆることなく咲きわたるべし〜

831番 「春なれば うべも咲きたる 梅の花 君を思ふと 夜寐も寝なくに」
         作者:壹岐守板氏安麻呂(いきのかみ はんしのやすまろ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の79
                  〜文紡ぎ 初陽 梅の花 君を思ふと〜

834番 「梅の花 今盛りなり 百鳥の 声の恋しき 春来るらし」
         作者:小令史田氏肥人(しょうりょうしでんじのこまひ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の80
                  〜文紡ぎ 夾鐘 梅の花今盛りなり〜

845番  「鶯の 待ちかてにせし 梅が花 散らずありこそ 思ふ子が為」
         作者:門氏石足(もんじのいそたり)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の8
                  〜仲春の頃 梅が花散らずありこそ思ふ子が為〜


〜 第六巻 〜

942番  「あぢさはふ 妹が目離れて 敷栲の 枕もまかず 桜皮巻き 作れる船に 
        真楫貫き 我が漕ぎ来れば 淡路の 野島も過ぎ 印南嬬 辛荷の島の 
        島の際ゆ 我家を見れば 青山の そことも見えず 白雲も 千重になり来ぬ
        漕ぎ廻むる 浦のことごと 行き隠る 島の埼々 隈も置かず 思ひぞ我が来る
        旅の日長み」

         作者:山部赤人(やまべのあかひと)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 中編 其の3
                  〜桜の浮かぶ湯気の中で 思ひぞ我が来る〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の15
                  〜桜湯と八重桜 我家を見れば〜

982番  「ぬばたまの 夜霧の立ちて おほほしく 照れる月夜の 見れば悲しさ」
         作者:坂上女郎(さかのうえのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫 編 其の37
                  〜文紡ぎ 十五夜 おほほしく照れる月〜

983番  「山の端の ささら愛壮士 天の原 門渡る光 見らくしよしも」
         作者:坂上郎女(さかのうえのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の14
                  〜文紡ぎ 十三夜 ささら愛壮士天の原〜

985番  「天にます 月読壮士 賄はせむ 今夜の長さ 今夜五百継ぎこそ」
         作者:湯原王(ゆはらのおおきみ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の23 (改訂版)
                  〜初夏の夜の夢 今夜の長さ五百継ぎこそ〜

993番  「月立ちて ただ三日月の 眉根掻き 日長く恋ひし 君に逢へるかも」
         作者:坂上郎女(さかのうえのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の75
                  〜文紡ぎ 玄月 月立ちて〜

994番  「振り放けて 三日月見れば 一目見し 人の眉引き 思ほゆるかも」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の16
                  〜文紡ぎ 霜月 振り放けて 月見れば〜

1034番 「いにしへゆ 人の言ひ来る 老人の 変若つといふ水ぞ 名に負ふ瀧の瀬」
         作者:大伴東人(おおとものあずまと)
          掲載物語: 雪月花 新撰組異聞編 其の101
                  〜瀧の幻 瀧の現 変若つといふ水〜

1042番 「一つ松 幾代か経ぬる 吹く風の 音の清きは 年深みかも」
         作者:市原王(いちはらのおほきみ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の66
                  〜文紡ぎ 大簇 一つ松 吹く風の音の清きは〜


〜 第七巻 〜

1092番 「鳴る神の 音のみ聞きし 巻向の 桧原の山を 今日見つるかも」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひろまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の116
                  〜鳴神月 音のみ聞きし 今日見つるかも〜

1120番 「み吉野の 青根が岳の 蘿むしろ 誰れか織りけむ 経緯なしに」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の115
                  〜真夏の夜の夢 兎苔 誰れか織りけむ〜

1188番 「山越えて 遠津の浜の 岩つつじ わが来るまでに 含みてあり待て」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の8
                  〜文紡ぎ 躑躅の花 わが来るまでに〜

1259番 「佐伯山 卯の花持ちし 愛しきが 手をし取りてば 花は散るとも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の21
                  〜文紡ぎ 卯の花月 愛しきが手をし取りてば〜

1278番 「夏蔭の 妻屋の下に 衣裁つ我妹
       うら設けて 我がため裁たば やや大に裁て」

         作者:柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の84
                  〜文紡ぎ 林鐘 夏蔭の妻屋の下に衣裁つ我妹〜

1289番 「垣越しに 犬呼び越して 鳥狩する君 青山の 茂き山辺に 馬休め君」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の88 (改訂版)
                  〜残暑の頃 緑の狗尾草 茂き山辺に〜

1297番 「紅に 衣染めまく 欲しけども 着てにほはばか 人の知るべき」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の11
                  〜文紡ぎ 夏越しの月 紅に衣染めまく〜

1304番 「天雲の たなびく山の 隠りたる 我が下心 木の葉知るらむ」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひろまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の84
                  〜桜の花 隠りたる我が下心〜

1305番 「見れど飽かぬ 人国山の 木の葉をし 我が心から なつかしみ思ふ」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の31 (改訂版)
                  〜新緑の中で 我が心からなつかしみ思ふ〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の82
                  〜文紡ぎ 仲呂 我が心からなつかしみ思ふ〜

1345番 「常ならぬ 人国山の 秋津野の かきつはたをし 夢に見しかも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の85
                  〜杜若の幻 常ならぬ 夢に見しかも〜

1358番 「はしきやし 吾家の毛桃 本しげみ 花のみ咲きて ならざらめやも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の4
                  〜春宵の夢物語 桃の花のみ咲きてならざらめやも〜

1365番 「我妹子が やどの秋萩 花よりは 実になりてこそ 恋ひまさりけれ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の60 (改訂版)
                  〜秋萩に寄せて 花よりは実になりてこそ〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の104
                  〜秋知草 花よりは実になりてこそ〜

1371番 「ひさかたの 雨には着ぬを あやしくも 我が衣手は 干る時なきか」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の18 (改訂版)
                  〜千年の友を繋ぐもの ひさかたの雨〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の37
                  〜陽復の頃 雨の降る時 干る時〜

1375番 「朝霜の 消やすき命 誰がために 千年もがもと 我が思はなくに」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の28
                  〜文紡ぎ 霜降月 千年もがもと我が思はなくに〜

1380番 「明日香川 瀬々に玉藻は 生ひたれど しがらみあれば 靡きあはなくに」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の117
                  〜夏の物語 向日葵の笑顔 瀬々に〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の102
                  〜文紡ぎ 建丑月 明日香 しがらみあれば〜


〜 第八巻 〜

1423番 「去年の春 いこじて植ゑし 我が屋戸の 若木の梅は 花咲きけり」
         作者:阿部広庭(あべのひろには)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の2 (第三版)
                  〜梅見月 若木の梅は花咲きけり〜

1424番 「春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にける」
         作者:山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の41
                  〜春宵の夢物語 春の野に すみれ摘みにと〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の44
                  〜文紡ぎ 弥生 菫 懐かしみ〜

1427番 「明日よりは 春菜摘まむと 標めし野に 昨日も今日も 雪は降りつつ」
         作者:山部赤人(やまべのあかひと)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の43
                  〜文紡ぎ 雪消え月 春菜摘まむと〜

1429番 「おとめらの かざしのために 遊士をの 蘰のためと 敷きませる
       国のはたてに 咲きにける 桜の花の にほひはもあなに 」

         作者:若宮年魚麿(わかみやのあゆまろ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の81
                  〜文紡ぎ 姑洗 桜の花のにほひはもあなに〜

1456番 「この花の 一節のうちに 百種の 言ぞ隠れる おほろかにすな」
         作者:藤原広嗣(ふじわらのひろつぐ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の6 (改訂版)
                  〜月夜のなかの桜達の宴〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の22
                  〜春宵の夢物語 桜の一節 百種の言〜

1457番 「この花の 一説のうちは 百種の 言持ちかねて 折らえけらずや」
         作者:娘子(をとめ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の6 (改訂版)
                  〜月夜のなかの桜達の宴〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の22
                  〜春宵の夢物語 桜の一節 百種の言〜

1471番 「恋しけば 形見にせむと 我がやどに 植ゑし藤波 今咲きにけり」
         作者:山部赤人(やまべのあかひと)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の36 (改訂版)
                  〜藤波の想い 我がやどに 今咲きにけり〜

1482番 「皆人の 待ちし卯の花 散りぬとも 鳴く霍公鳥 我れ忘れめや」
         作者:大伴清縄(おおとものきよつな)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の94
                  〜文紡ぎ 仲呂 卯の花と霍公鳥 我れ忘れめや〜

1485番 「夏まけて 咲きたるはねず ひさかたの 雨うち降らば 移ろいひなむか」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の9
                  〜文紡ぎ 夏初月 夏まけて咲きたるはねず〜

1500番 「夏の野の 茂みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものぞ」
         作者:坂上郎女(さかのうえのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の38 (改訂版)
                  〜姫百合の咲く頃 知らえぬ恋は 苦しきものぞ〜

1512番 「経もなく 緯も定めず 娘子らが 織る黄葉に 霜な降りそね」
         作者:大津皇子(おおつのみこ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の100
                  〜文紡ぎ 建亥月 黄葉に霜な降りそね〜

1523番 「秋風の 吹きにし日より いつしかと 我が待ち恋ひし 君ぞ来ませる」
         作者:山上憶良(やまのうえのおくら)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の24
                  〜文紡ぎ 愛逢月の頃 織女 我が待ち恋ひし〜

1529番 「天の川 浮津の波音 騒くなり 我が待つ君し 舟出すらしも」
         作者:山上憶良(やまのうえのおくら)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の36
                  〜文紡ぎ 愛逢月 天の川浮津 我が待つ君〜

1537番 「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」
         作者:山上憶良(やまのうえのおくら)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 中編 其の6
                  〜秋 七種の花 藤袴 朝顔の花 そして〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の21 (改訂版)
                  〜秋 七種の花 萩の花 尾花 葛花 そして〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の59
                  〜秋 七種の花 撫子の花 をみなえし そして〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の90 (改訂版)
                  〜秋の夜長の夢語り 七種の花 萩の花 再び〜

1538番 「萩の花 尾花 葛花 なでしこの花 をみなえし また藤袴 朝顔の花」
         作者:山上憶良(やまのうえのおくら)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 中編 其の6
                  〜秋 七種の花 藤袴 朝顔の花 そして〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の21
                  〜秋 七種の花 萩の花 尾花 葛花 そして〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の59
                  〜秋 七種の花 撫子の花 をみなえし そして〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の90
                  〜秋の夜長の夢語り 七種の花 萩の花 再び〜

1583番 「黄葉を 散らす時雨に 濡れて来て 君が黄葉を かざしつるかも」
         作者:久米女王(くめのおおきみ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の33
                  〜冬月に見る夢 時雨 君が 黄葉をかざしつるかも〜

1590番 「十月 時雨にあへる 黄色の 吹かば散りなむ 風のまにまに」
         作者:大伴池主(おおとものいけぬし)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の39
                  〜文紡ぎ 小春月 十月時雨にあへる黄葉〜

1606番 「君待つと 我が恋ひをれば 我が宿の 簾動かし 秋の風吹く」
         作者:額田王(ぬかたのおおきみ)
         ※第四巻 488番に同じ歌が有る。
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の61 (改訂版)
                  〜金木犀と銀木犀 君待つと我が恋ひをれば〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の79 (改訂版)
                  〜秋の夜長の夢語り 万葉 簾動かし〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の92 (改訂版)
                  〜秋桜と共に 君待つと 秋の風〜

1641番 「淡雪に 降らえて咲ける 梅の花 君がり遣らば よそへてむかも」
         作者:角朝臣廣辨(つののあそんのひろべ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の47 (改訂版)
                  〜枝垂れ梅 梅の花君がり遣らば〜

1646番 「ぬばたまの 今夜の雪に いざ濡れな 明けむ朝に 消なば惜しけむ」
         作者:小治田朝臣東麻呂(おはりだのあそんあづままろ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の6 (第三版)
                  〜冬月に見る夢 今夜の雪にいざ濡れな〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の94 (改訂版)
                  〜春宵の夢物語 雪と桜 消なば惜しけむ〜

1647番 「梅の花 枝にか散ると 見るまでに 風に乱れて 雪ぞ降り来る」
         作者:忌部黒麻呂(いむべのくろまろ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の83
                  〜春宵の夢物語 温泉と白梅と雪 風に乱れて〜

1648番 「十二月には 淡雪降ると 知らねかも 梅の花咲く ふふめらずして」
         作者:紀少鹿女郎(きのをしかのいつらめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の29
                  〜文紡ぎ 梅初月 梅の花 ふふめらずして〜

1650番 「池の辺の 松の末葉に 降る雪は 五百重降りしけ 明日さへも見む」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の30
                  〜文紡ぎ 初見月 松の末葉に降る雪は〜

1658番 「我が背子と ふたり見ませば いくばくか この降る雪の 嬉しくあらまし」
         作者:光明皇后(こうみょうこうごう)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の3
                  〜雪の降る頃 ふたり見ませばいくばくか〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の11 (改訂版)
                  〜猩々僕 我が背子をふたり見ませば〜

1661番 「久方の 月夜を清み 梅の花 心開けて 我が思へる君」
         作者:紀小鹿女郎(きのをしかのいちらめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の4
                  〜文紡ぎ 梅見月 心開けて我が思へる君〜


〜 第九巻 〜

1683番 「妹が手を 取りて引き攀ぢ ふさ手折り 我がかざすべく 花咲けるかも」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の71
                  〜花見月 我がかざすべく花咲けるかも〜

1750番 「暇あらば なづさひ渡り 向つ峯の 桜の花も 折らましものを」
         作者:高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の54
                  〜桜月 向つ峯の桜の花〜

1752番 「い行き逢ひの 坂の麓に 咲きををる 桜の花を 見せむ子もがも」
         作者:高橋虫麻呂(たかはしむしまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の16
                  〜桜月 咲きををる桜の花〜

1776番 「絶等寸の 山の峰の上の 桜花 咲かむ春へは 君し偲はむ」
         作者:播磨娘子(はりまのをとめ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の68
                  〜文紡ぎ 早花咲月 桜花咲かむ春 君し偲はむ〜


〜 第十巻 〜

1833番 「梅の花 降る覆ふ雪を 包み持ち 君に見せむと 取れば消につつ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の67
                  〜文紡ぎ 梅津早月 降る覆う雪 取れば〜

1846番 「霜枯れの 冬の柳は 見る人の かづらにすべく 萌えにけるかも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の90
                  〜文紡ぎ 大呂 冬の柳 見る人の〜

1869番 「春雨に 争ひかねて 我が屋戸の 桜の花は 咲きそめにけり」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の15 (改訂版)
                  〜桜月 春雨に桜の花は咲きそめにけり〜

1877番 「春の雨に ありけるものを 立ち隠り 妹が家道に この日暮らしつ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の95
                  〜春宵の夢物語 春の雨 温泉と雨音と淡雪〜

1884番 「冬過ぎて 春し来れば 年月は 新たなれども 人は古りゆく」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の41
                  〜文紡ぎ 春待月 冬過ぎて春し来れば〜

1889番 「わが宿前の 毛桃の下に 月夜さし 下心良しう たてころころ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の14 (改訂版)
                  〜春宵の夢物語 桃の下に月夜さし〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の5
                  〜文紡ぎ 桃の節句 毛桃の下に月夜さし〜

1895番 「春されば、まづ三枝の、幸くあらば、後にも逢はむ、な恋ひそ我妹」
         作者:柿本朝臣人麻呂(かきのもとのあそんひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の96
                  〜千里香の花 後にも逢はむな恋ひそ我妹〜

1904番 「梅の花 しだり柳に 折り交へ 花に手向けば 君に逢はむかも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の7
                  〜梅見月の頃 夢のごと君に逢はむかも〜

1922番 「梅の花 咲きて散りなば 我妹子を 来むか来じかと 我が松の木ぞ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の103
                  〜文紡ぎ 建寅月 我が松の木ぞ〜

1933番 「我妹子に 恋ひつつ居れば 春雨の それも知るごと やまず降りつつ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の68
                  〜春雨の季節 それも知るごとやまず降りつつ〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の112
                  〜春雨慕情 それも知るごとやまず降りつつ〜

1968番 「吾のみや かく恋すらむ 杜若 丹つらふ妹は いかにかあるらむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の57
                  〜文紡ぎ 正陽 吾のみやかく恋すらむ杜若〜

1974番 「春日野の 藤は散りにて 何をかも み狩の人の 折りてかざさむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の18
                  〜藤花の名残 藤は散りにて何をかも〜

1975番 「時ならず 玉をぞ貫ける 卯の花の 五月を待たば 久しくあるべみ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の46
                  〜文紡ぎ 五月 薬玉 久しくあるべみ〜

1976番 「卯の花の 咲き散る岡ゆ 霍公鳥 鳴きてさ渡る 君は聞きつや」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の33
                  〜文紡ぎ 卯月 卯の花 霍公鳥 君は〜

1983番 「人言は 夏野の草の 繁くとも 妹と我れとし 携はり寝ば」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の51 (改訂版)
                  〜夏 蝉時雨 夏野の草 携はり〜

1986番 「吾のみや、かく恋すらむ、杜若、丹つらふ妹は、いかにかあるらむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載物語: 雪月花 新撰組異聞編 其の72
                  〜夏初月 杜若丹つらふ妹はいかにかあるらむ〜

1988番 「鶯の 通ふ垣根の 卯の花の 憂きことあれや 君が来まさぬ」
         作者:詠み人知らず
          掲載物語: 雪月花 新撰組異聞編 其の98
                  〜卯の花の幻 鶯の幻 憂きこと 君が〜

1995番 「六月の 地さへ裂けて 照る日にも 我が袖干めや 君に逢はずして」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の71
                  〜文紡ぎ 涼暮月 地さへ裂けて照る日にも〜

2008番 「ぬばたまの 夜霧に隠り 遠くとも 妹が伝へは 早く告げこそ」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の97
                  〜文紡ぎ 建申月 ぬばたまの夜霧に隠り遠くとも〜

2009番 「汝が恋ふる 妹の命は 飽き足らに 袖振る見えつ 雲隠るまで」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の60
                  〜文紡ぎ 愛逢月 汝が恋ふる 袖振る〜

2010番 「夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮士」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の6 (改訂版)
                  〜七夕月の月人壮士 夕星も通ふ天道〜

2016番 「ま日長く 恋ふる心ゆ 秋風に 妹が音聞こゆ 紐解き行かなば」
         作者:詠み人知らず
         掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の72
                 〜文紡ぎ 愛逢月 ま日長く恋ふる心ゆ〜

2026番 「白雲の 五百重に隠り 遠くとも 宵さらず見む 妹があたりは」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の70
                  〜文紡ぎ 雨月 白雲の五百重に隠り遠くとも〜

2029番 「天の川 楫の音聞こゆ 彦星と 織女と 今夜逢ふらしも」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の12
                  〜文紡ぎ 愛逢月 彦星と織女と〜

2041番 「秋風の 吹きただよはす 白雲は 織女の 天つ領巾かも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫偏 其の24
                  〜文紡ぎ 愛逢月の頃 織女 我が待ち恋ひし〜

2044番 「天の川 霧立ちわたり 彦星の 楫の音聞こゆ 夜の更けゆけば」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の48
                  〜文紡ぎ 愛逢月 彦星の楫の音聞こゆ〜

2052番 「この夕 降りくる雨は 彦星の 早漕ぐ舟の 櫂の散りかも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の12
                  〜文紡ぎ 愛逢月 彦星と織女と〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の57
                  〜七夜月の頃 早漕ぐ舟の櫂の散りかも〜

2104番 「朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけり」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の42
                  〜桔梗と朝顔 夕影にこそ咲きまさりけり〜

2115番 「手に取れば 袖さえにほふ をみなへし この白露に 散らまく惜しも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の77
                  〜女郎花と男郎花 袖さえにほふをみなへし〜

2124番 「見まく欲り 我が待ち恋ひし 秋萩は 枝もしみみに 花咲きにけり」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の73
                  〜文紡ぎ 愛逢月 見まく欲り 恋ひし秋萩〜

2160番 「庭草に 村雨降りて こほろぎの 鳴く声聞けば 秋づきにけり」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の119
                  〜鈴虫花の咲く頃 秋づきにけり〜

2237番 「黄葉を 散らすしぐれの 降るなへに 夜さへぞ寒き ひとりし寝れば」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の123
                  〜時雨月の頃の物語 ひとりし寝れば〜

2247番 「秋の田の 穂向きの寄れる 片寄りに 我れは物思ふ つれなきものを」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の62
                   〜色取月の物語 我れは物思ふ〜

2270番 「道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今さらさらに 何をか思はむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品:  雪月花 新撰組異聞編 其の43
                   〜秋の砌 尾花が下の思ひ草 何をか思はむ〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の102
                   〜秋 尾花が下の思ひ草 何をか思はむ〜

2278番 「恋ふる日の 日長くしあれば 我が園の 韓藍の花の 色に出にけり」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の39
                  〜韓藍物語 恋ふる日 色に出にけり〜

2300番 「九月の 有明の月夜 ありつつも 君が来まさば 我れ恋ひめやも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の87
                  〜文紡ぎ 無射 十三夜 我れ恋ひめやも〜

2315番 「あしひきの 山道も知らず 白橿の 枝もとををに 雪の降れれば」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の65
                  〜文紡ぎ 年積月 枝もとををに雪の降れれば〜

2323番 「我が背子を 今か今かと出て見れば 淡雪降れり 庭もほどろに」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の12
                  〜聖夜と猩々木の物語 淡雪降れり〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の21
                  〜蝋月の頃 我が背子を今か今かと〜

2326番 「梅の花 まづ咲く枝を 手折りてば つとと名付けて よそへてむかも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の10 (改訂版)
                  〜端月を迎えて少し後の事 つとと名付けて〜

2329番 「雪の寒み 咲きには咲かぬ 梅の花 よしこのころは かくてもあるがね」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の23
                  〜梅見月 梅の花 かくてもあるがね〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の67
                  〜雪消月 梅の花 かくてもあるがね〜

2337番 「小竹の葉に はだれふり覆ひ 消なばかも 忘れむといへば 益して思ほゆ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の5
                  〜春山茶花 忘れむといへば益して思ほゆ〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の46 (改訂版)
                  〜歳暮 蓮根と小竹の物語 益して思ほゆ〜

2340番 「一目見し 人に恋ふらく 天霧し 降りくる雪の 消ぬべく思ほゆ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の5 (改訂版)
                  〜春待ち月 一目見し人に恋ふらく〜

2342番 「夢のごと 君を相見て 天霧し 降りくる雪の 消ぬべく思ほゆ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の7
                  〜梅見月の頃 夢のごと君に逢はむかも〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の38
                  〜待雪草の花の咲く頃 降りくる雪〜


〜 第十一巻 〜

2396番 「たまさかに 我が見し人を いかならむ よしをもちてか また一目見む」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
         掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の27 (改訂版)
                 〜中元の頃 よしをもちてかまた一目見む〜
                 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の77
                 〜文紡ぎ 黄鐘 我が見し人を〜

2450番 「雲間より さ渡る月の おほほしく 相見し子らを 見むよしもがも」
         作者:詠み人知らず
         掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の58
                 〜文紡ぎ 月不見月 おほほしく相見し子〜

2456番 「ぬばまたの 黒髪山の 山菅に 小雨降りしき しくしく思ほゆ」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の9 (改訂版)
                  〜秋霖 小雨降りしきしくしく思ほゆ〜
           掲載作品:雪月花 新撰組異聞編 其の120
                  〜藪蘭の咲く頃 小雨降りしきしくしく思ほゆ〜

2457番 「大野らに 小雨降りしく 木の下に 時と寄り来ね 我が思ふ人」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の78
                  〜仲秋の砌 時と寄り来ね我が思ふ人〜

2463番 「久方の 天照る月の 隠りなば 何になそへて 妹を偲はむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の86
                  〜文紡ぎ 南呂 天照る月 妹を偲はむ〜

2480番 「道の辺の いちしの花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻は
       [或る本の歌に日く いちしろく 人知りにけり 継ぎして思へば]」

         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
         掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の105
                 〜秋 壱師の花 いちしろく〜

2544番 「うつつには 逢ふよしもなし 夢にだに 間なく見え君 恋ひに死ぬべし」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞 中編 其の13
                  〜雪消え月 うつつには逢ふよしもなし〜

2617番 「あしひきの 山桜戸を 開け置きて 我が待つ君を 誰れか留むる」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の29
                  〜桜湯に桜花が浮いて 我が待つ君を〜

2642番 「燈火の 影にかがよふ うつせみの 妹が笑まひし 面影に見ゆ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の75 (改訂版)
                  〜真夏の夜の夢 花火 笑まひし面影に見ゆ〜

2653番 「馬の音の とどともすれば 松陰に 出でてぞ見つる けだし君かも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 松姫編 其の91
                  〜文紡ぎ 陽春 松陰に出でてぞ見つる〜

2666番 「妹が目の 見まく欲しけく 夕闇の 木の葉隠れる 月待つごとし
        作者:詠み人知らず
         掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の62
                 〜文紡ぎ 後の月見 見まく欲しけく〜

2676番 「ひさかたの 天飛ぶ雲に ありてしか 君をば相見む おつる日なしに」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞 中編 其の17
                  〜天飛ぶ雲 朝顔 桔梗と石畳 咲いて〜

2736番 「風をいたみ いたぶる波の 間なく 我が思ふ妹は 相思ふらむか」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の101
                  〜文紡ぎ 建子月 我が思ふ妹は相思ふらむか〜

2745番 「港入りの、葦別け小舟、障り多み、我が思ふ君に、逢はぬころかも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の103
                  〜初秋風 葦別け小舟 我が思ふ君〜

2769番 「我が背子に 我が恋ふらくは 夏草の 刈り除くれども 生ひしくごとし」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の96
                  〜文紡ぎ 林鐘 刈り除くれども生ひしくごとし〜

2776番 「道の辺の 草を冬野に 踏み枯らし 我れ立ち待つと 妹に告げこそ」
         作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の17
                  〜文紡ぎ 冬季 草を冬野に踏む枯らし〜


〜 第十二巻 〜

2901番 「あかねさす 日の暮れゆけば すべをなみ 千たび嘆きて 恋ひつつぞ居る」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の34 (改訂版)
                  〜霜月の頃に柚子の香り 日の暮れゆけば〜

3001番 「春日野に 照れる夕日の 外のみに 君を相見て 今ぞ悔しき」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の55
                  〜初夏 菖蒲の香り 君を相見て〜

3004番 「久方の 天つみ空に 照る月の 失せなむ日こそ 我が恋止まめ」
         作者:詠み人知らず
         掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の61
                 〜文紡ぎ 中秋 天つみ空に照る月 我が恋〜

3005番 「十五日に 出でにし月の 高々に 君をいませて 何をか思はむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の49
                  〜文紡ぎ 中秋の月 高々に君をいませて〜

3011番 「我妹子に 衣春日の 宜寸川 よしもあらぬか 妹が目を見む」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の92
                  〜文紡ぎ 夾鐘 よしもあらぬか妹が目を見む〜

3015番 「神のごと 聞こゆる瀧の 白波の 面知る君が 見えぬこのころ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞 編 其の49
                  〜夢占 瀧の幻 面知る君が見えぬこのころ〜

3032番 「君があたり 見つつも居らむ 生駒山 雲なたなびき 雨は降るとも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の43
                  〜花菖蒲の咲く頃 沖の波 君があたり見つつ〜

3045番 「朝霜の 消ぬべくのみや 時なしに 思ひわたらむ 息の緒にして」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の40
                   〜文紡ぎ 霜降月 思ひわたらむ息の緒にして〜

3055番 「山菅の 止まずて君を 思へかも 我が心どの この頃はなき」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の29 (改訂版)
                  〜蘭月から葉月へ 山菅の止まずて君を思へかも〜

3058番 「うちひさす 宮にはあれど 月草の うつろふ心 我が思はなくに」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の118
                  〜文月の頃 月草のうつろふ心我が思はなくに〜

3096番 「馬柵越しに 麦食む駒の 罵らゆれど 猶し恋しく 想ひかねつも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の34
                  〜文紡ぎ 麦雨 猶し恋しく想ひかねつも〜

3204番 「玉葛 幸くいまさね 山菅の 思ひ乱れて 恋ひつつ待たむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の98
                  〜文紡ぎ 建酉月 藪蘭の花 玉葛幸くいまさね〜

3213番 「十月 しぐれの雨に 濡れつつか 君が行くらむ 宿か借るらむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の27
                  〜文紡ぎ 時雨月 しぐれの雨に濡れつつか〜

3214番 「十月 雨間も置かず 降りにせば いづれの里の 宿か借らまし」
         作者:詠み人知らず
         掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の76
                 〜文紡ぎ 応鐘 いづれの里の宿か借らまし〜


〜 第十四巻 〜

3365番 「鎌倉の 見越しの崎の 岩崩の 君が悔ゆべき 心は持たじ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 中編 其の1
                  〜大暑の頃 鎌倉の見越しの埼〜

3373番 「多摩川に さらす手作り さらさらに なにぞこの児の ここだ愛しき」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の37
                  〜夏初月 多摩川 さらさらに〜

3406番 「上野の 佐野の茎立 折りはやし あれは待たむゑ 今年来ずとも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の52 (改訂版)
                  〜春 花菜の綾 折りはやし〜

3494番 「子持山 若かへるでの もみつまで 寝もと我は思ふ 汝はあどか思ふ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の107
                  〜秋の夜長の夢語り 楓 もみつまで 温泉で〜

3521番 「烏とふ 大をそ鳥の まさにでも 来まさぬ君を ころくとぞ鳴く」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の106
                  〜晩秋模様 来まさぬ君をころくとぞ鳴く〜

3537番 「柵越しに 麦食む駒の はつはつに あひ見し子らし あやにかなしも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の22
                  〜文紡ぎ 麦秋 あひ見し子らしあやにかなしも〜

3572番 「あど思へか 阿自久麻山の 弓絃葉の ふふまる時に 風吹かずかも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の23
                  〜弓絃葉 青嵐に舞い 雨に舞い〜


〜 第十五巻 〜

3617番 「石走る 瀧もとどろに 鳴く蝉の 声をし聞けば 都し思ほゆ」
         作者:大石蓑麻呂(おおいしみのまろ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の58
                  〜蝉時雨 声をし聞けば都し思ほゆ〜

3671番 「ぬばまたの 夜渡る月に あらませば 家なる妹に 逢ひて来ましを」
         作者:詠み人知らず(遣新羅使[けんしらぎし])
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の13
                  〜文紡ぎ 十五夜 夜渡る月にあらませば〜

3693番 「黄葉の 散りなむ山に 宿りぬる 君を待つらむ 人し悲しも」
         作者:葛井子老(ふじゐのむらじおゆ)
          掲載作品: 雪月歌 新撰組異聞外伝編 其の22
                  〜残秋 黄葉の散りなむ山 待つらむ人〜


〜 第十六巻 〜

3800番 「はだすすき 穂にはな出でそ 思ひたる 心は知らゆ 我れも寄りなむ」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品:  雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の51
                   〜文紡ぎ 初冬 はだすすき 心は知らゆ〜

3837番 「久かたの 雨も降らぬか 蓮葉に 溜まれる水の 玉に似たる見む」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の11
                  〜鳴神月 蓮葉に溜まれる水の玉〜

3853番 「石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻捕り食せ」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の7 (改訂版)
                  〜土用の丑の日 鰻捕り食せ〜


〜 第十七巻 〜

3944番 「をみなえし 咲きたる野辺を 行き廻り 君を思ひ出 た廻り来ぬ」
         作者:大伴宿祢池主(おおとものすくねいけぬし)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の28 (改訂版)
                  〜女郎花月 をみなへし咲きたる野辺〜

3951番 「ひぐらしの 鳴きぬる時は をみなへし 咲きたる野辺を 行きつつ見べし」
         作者:秦八千島(はたのやちしま)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の13
                  〜蜩慕情と女郎花慕情 咲きたる野辺を〜

3952番 「妹が家に 伊久里の杜の 藤の花 今来む春も 常かくし見む」
         作者:大原高安(おおはらのたかやす)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の25 (改訂版)
                  〜藤の心 藤の花今来む春も常かくし見む〜

3970番 「あしひきの 山桜花 一目だに 君とし見てば 我れ恋ひめやも」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の20
                  〜文紡ぎ 夢見月 夢見草 君とし見てば〜


〜 第十八巻 〜

4066番 「卯の花の 咲く月立ちぬ 霍公鳥 来鳴き響めよ 含みたりとも」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の45
                  〜文紡ぎ 初夏 卯の花 含みたりとも〜

4074番 「桜花 今ぞ盛りと 人は言えど 我れは寂しも 君としあらねば」
         作者:大伴池主(おおとものいけぬし)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の6
                  〜文紡ぎ 桜月 我れは寂しも君としあらねば〜

4112番 「橘は 花にも実にも 見つれども いや時じくに なほし見が欲し」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の64
                  〜冬月に見る夢 大柚の贈り物 時じくに〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の122
                  〜小春の頃 蜜柑の日和 時じくに〜

4115番 「さ百合花 ゆりも逢はむと 下延ふる 心しなくは 今日も経めやも」 
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 中編 其の15
                  〜百合の滴 心しなくは今日も経めやも〜

4136番 「あしひきの 山の木末の ほよ取りて かざしつらくは 千年寿くとぞ」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の42
                  〜文紡ぎ 睦月 千年寿くとぞ〜


〜 第十九巻 〜

4139番 「春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出でたつ少女」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の69 (改訂版)
                   〜桃月の頃 下照る道に出でたつ少女〜

4152番 「奥山の 八峯の椿 つばらかに 今日は暮らさね 大夫のとも」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の82
                  〜羽衣の咲く頃 椿つばらかに今日は暮らさね〜

4161番 「言とはぬ木すら 春咲き秋づけば もみち散らくは 常を無みこそ」
         作者:大伴宿禰家持(おおとものくすねやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の26
                  〜楓蔦黄 常を無みこそ〜

4186番 「山吹を 宿に植ゑては 見るごとに 思ひはやまず 恋こそまされ」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の30 (改訂版)
                  〜山吹の咲く頃 思ひはやまず 恋こそまされ〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の69
                  〜文紡ぎ 陰月 思ひはやまず恋こそまされ〜

4222番 「このしぐれ いたくな降りそ 我妹子に 見せむがために 黄葉取りてむ」
         作者:久米広縄(くめひろなわ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の15
                  〜文紡ぎ 時雨月 紅葉 見せむがために〜

4259番 「十月 時雨の常か 我が背子が 宿の黄葉 散りぬべく見ゆ」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の88
                  〜文紡ぎ 応鐘 時雨の常か我が背子が宿の黄葉〜

4283番 「梅の花 咲けるが中に ふふめるは 恋か隠れる 雪を待つとか」
         作者:茨田王(まんだのおほきみ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の8 (改訂版)
                  〜端月を迎えて少し後の事 恋か隠れる雪を待つとか〜


〜 第ニ十巻 〜

4295番 「高円の 尾花吹き越す 秋風に 紐解き開けな 直ならずとも」
         作者:大伴池主(おおとものいけぬし)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の121
                  〜秋の夜長の夢語り 温泉と尾花 秋風に〜

4312番 「秋草に 置く白露の 飽かずのみ 相見るものを 月をし待たむ」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の85
                  〜文紡ぎ 夷則 相見るものを月をし待たむ〜

4323番 「時々の 花は咲けども 何すれぞ 母とふ花の 咲き出来ずけむ」
         作者:作者:丈部真麻呂(はせべのままろ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の16 (第三版)
                  〜春夏秋冬 春 母とふ花の〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の17 (改訂版)
                  〜春夏秋冬 夏 母とふ花の〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の20 (改訂版)
                  〜春夏秋冬 秋 母とふ花の〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の24 (改訂版)
                  〜春夏秋冬 冬 母とふ花の〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の53 (改訂版)
                  〜春夏秋冬 弥生 母とふ花の〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の56
                  〜文紡ぎ 夢見月 花便り 母とふ花の〜

4352番 「道の辺の 茨のうれに 延ほ豆の からまる君を はかれか行かむ」
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の114
                  〜野薔薇と日溜まり 君を〜

4392番 「天地の いづれの神を 祈らばか 愛し母に また言とはむ」
         作者:大伴部麻与佐(おほともべのまよさ)
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の54
                  〜文紡ぎ 霞初月 愛し母にまた言とはむ〜

4418番 「あしひきの 八峯の椿 つらつらに 見とも飽かめや 植ゑてける君」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の17 (改訂版)
                  〜京小町に黒椿 見とも飽かめや 植ゑてける君〜

4431番 「小竹が葉の さやく霜夜に 七重かる 衣に益せる 子ろが膚はも」
         作者:詠み人知らず
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の89
                  〜文紡ぎ 黄鐘 さやく霜夜に七重かる衣に益せる〜

4446番 「我が宿に 咲けるなでしこ 賄はせむ ゆめ花散るな いやをちに咲け」
         作者:丹比国人(たじひのときひと)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の19
                  〜撫子の贈り物 ゆめ花散るないやをちに咲け〜

4448番 「紫陽花の 八重咲く如く 弥つ代にを いませわが背子 見つつ思はぬ」
         作者:橘諸兄(たちばなのもろえ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の21 (改訂版)
                  〜紫陽花迷路〜
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の5 (改訂版)
                  〜小暑至 紫陽花の八重咲く如く弥つ代にを〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の10
                  〜文紡ぎ 五月雨 紫陽花の八重咲く如く〜

4490番 「あらたまの 年行き返り 春立たば まづ我が宿に 鶯は鳴け」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の65
                  〜春宵の夢物語 節分 春立たば〜

4500番 「梅の花 香をかぐはしみ 遠けども 心もしのに 君をしぞ思ふ」
         作者:市原王(いちはらのおおきみ)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞外伝編 其の12 (改訂版)
                  〜立春の頃の贈り物 心もしのに君をしぞ思ふ〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の19
                  〜文紡ぎ 梅見月 心もしのに君をしぞ思ふ〜

4501番 「八千種の 花は移ろふ 常盤なる 松のさ枝を 我れは結ばな」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の35 (改訂版)
                  〜松の香り 常盤なる松のさ枝を我れは結ばな〜
          掲載作品: 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫編 其の1
                  〜文紡ぎ 時の始まり 常盤なる松のさ枝を〜

4512番 「池水に 影さへ見えて 咲きにほふ 馬酔木の花を 袖に扱入れな」
         作者:大伴家持(おおとものやかもち)
          掲載作品: 雪月花 新撰組異聞編 其の13
                  〜早緑月 咲きにほふ馬酔木の花を袖に扱入れな〜





とっぷ       小説の目次


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください